マンション管理士とは、主にマンション管理組合に対するアドバイザー的な役割を担う国家資格です。一方で、管理業務主任者はマンションの管理会社がその管理するマンションの組合の数30に一人の割合で設置が必要な国家資格です。一般的に知名度が高い、ミニミニ、ホームメイトなどの不動産会社を始め、建設会社、リフォーム業者などは資格者が必要となるので宅地建物取引主任者、土地家屋調査士などと並んで人気の高い資格です。特にマンション管理士が名称独占資格(資格がないとこの名称を名のることが出来ない)なのに対し、管理業務主任者は管理会社として事務所に一定の人員を配置することが必要なので、よりニーズは高いといえます。試験の難易度は意外に高く、マンション管理士は合格率が10%未満であり、宅建よりは難しく、社会保険労務士よりは易しいというのが予備校等の評価です。合格者の勉強期間は半年から一年程度なので、しっかりとした勉強をすれば1年でも充分合格が狙えます。試験日は管理業務主任者が11月の第3日曜日、マンション管理士は12月第1日曜日と日程的にも近いですが、試験問題の内容も8割近くが重複しているので、両方を受験してダブルで合格、また宅建とも5割ほど重複しているのでトリプル受験を目指すことも可能です。この3つの資格は必要とされる業種も同じであれば、受験時期が近いことの他に、学歴、実務経験等の受験資格が無いということもあるので、学生のうちに受験することも出来ます。

効果的な試験勉強

マンション管理士と管理業務主任者の試験に挑戦することにしたらまずは公式ページをチェックしましょう。財団法人マンション管理センターと社団法人高層住宅管理業協会が、それぞれ国土工通省の指定試験期間となっています。いずれも公共機関的な性格を持っているので有益な情報量は少ないのですが、正確な情報を手に入れるのには不可欠です。資格試験の勉強の仕方は様々ですが、まず勉強を始める前に最新の過去問題に挑戦してみると良いでしょう。不動産業に従事しているとか、関連した資格を持っているのでなければ、おそらく結果は惨憺たる物だと思います。意味すら理解できない問題もあるかと思いますが、最初はそれでも構いません。過去問題に挑戦する意味は二つあります。一つは、資格試験の問題というのは80%以上は過去問題をベースとして出題されるということ。出題者側としても、重大な法改正でもない限りは新しい問題というのはつくりにくいものです。二つめは、最初に本番と同じような問題と向き合うことによって自分の現時点での実力を把握し、その後の勉強のペースをつかむのに役に立つからです。次に参考書の選び方ですが、なるべく薄めで問題が載っていないか巻末に問題がまとめられているタイプのものを一冊選びましょう。そして、もう一冊内容が充実しているものを用意しておくと後の勉強が非常にスムーズになります。薄いの参考書は読むのに時間がかからないので、とにかく一冊読み通すことを目標として通勤や通学の際に読みましょう。

確実に合格点を取る為に

最初は内容を理解できなくて構いません。とにかく、できるだけ短期間で読み終えて、何度も読むのが勉強のコツです。できれば、最低3回は通しで読むと内容が頭に入るので短い時間も活用しましょう。参考書を読み終えたら再び過去問題を解きます。問題集の選び方は、過去問題が5年分くらい収録されているものと、それらをシャッフルしたものを1冊ずつ揃えておきたい。重要なのは解答欄にそれぞれの設問が何故×になるか○になるのかが解説されていることです。問題を解いた後に解説欄を熟読し、再び同じ問題を解き、最終的に満点を取れるまで繰り返す。資格試験において重要なのは、「その資格に必要な知識を得ること」ではなく「試験問題を解くことができる知識を得ること」です。その為には、どの過去問題が出てきても100%正解することが出来れば、80点は確実に取ることができます。厚めの参考書はある程度勉強が進んだところで使用します。その頃には、どの辺りが不得意かということがわかるので、知識の補完を目的に不得意分野を重点的に勉強しましょう。後は、薄い方の参考書を時間がある限り読み返し内容を暗記してしまい、過去問を繰り返し解くことにより問題自体も覚えてしまう、というのが有効な勉強方です。 過去問題の正答率が全て100%になっていたら、新しい問題集を買い、時間も本番と同様にして模擬試験のつもりで解いてみましょう。満点は取れなくても80点は余裕で取れていると思います。